セルフエスティームを高めたいのに、結局いつもダメってあきらめていませんか?

こんにちは、日本セルフエスティーム実践協会(JSELジェイセル)の小西です。 

さて、セルフエスティームのセルフは自分自身のこと、エスティームは評価すること、セルフエスティームは自己評価のことなのです。つまり、“セルフエスティームが高い”ということは、“自分自身を高く評価できている状態”をいいます。

自分自身に自信を持つ。人生を楽しく生きるためにとても大切なことです。

しかし、日々生きていると、

ふと自分の能力に限界を感じて、なんてダメな自分だろうと思う。

同僚がバリバリ仕事をしている様子を見て圧倒され、自分は現状維持しかできないと思う。

成功したいと頑張ってもいつも失敗ばかり、自分なんて能力がないのだと諦めてしまう。

こんなことを感じたことって誰でもありますよね。

この状態では、セルフエスティームが低いのです。

つまり、セルフエスティームの低い人は、ものの捉え方や見方が、ネガティブ傾向になっています。

ある出来事が起こったときに、ネガティブに捉える癖を持っているのです。

じつは、“自分に語りかけることの60%は、自分を責めること”と言われています。

無意識にネガティブな表現で語ってしまうのです。

私たちは、何らかの出来事が起こると、自分が捉えた思考によって感情が形成されます。そしてその感情が私たちの行動に大きな影響を与える“感情と行動のエンドレス・ループ”があるのです。

例えば、人前で話すことが苦手だとします。上司からプレゼンを任されたとする(出来事)と、失敗したらどうしよう、なんで上司は私にやらせるんだ、きっとワザとに決まっているというように、ネガティブに捉えた思考によって暗い気持ちなるでしょうし、上司に対して怒りの感情もでてくるでしょう。そうすると、プレゼンの場では、緊張もするでしょうし、うまく行動出来ない可能性は大きいと考えられます。

このような“ネガティブなエンドレス・ループ”だと、ネガティブな様子が想像され→ネガティブな結果となり→ネガティブな自己評価を生んでしまうということになってしまいます。

ですから、自分がポジティブな表現で語る癖をつけていく必要があります。

ネガティブな物の捉え方は、訓練次第でより生きやすい状態にすることができます。

2020年をイキイキ生きていくために、セルフエスティームを高める方法について具体的にお話ししようと思います。

その一つの方法をご紹介しましょう。鏡のエクササイズと言います。

ばかばかしいと思われるかもしれませんが、結構役に立ちます。まず、1週間やってみてください。

このエクササイズは、自分を否定せず肯定的にしていくための、とても重要なテクニックなのです。

毎日就寝前に、その日に達成した小さな(大きな)成功を思い出し、自分自身を褒めましょう。

大げさなことではありません。自分自身を褒める、ポジティブな表現を身に着ける訓練でもあります。

自分が意識して出来たことなら、どんなことでもよいですよ。

鏡の前で自分に語ってください。

「きょうは一日良い日だったね」と鏡の自分にアイコンタクトして語りかけていきます。

例えば、「朝いつもグズグズしているのに目覚まし1回で起きた/朝食で炭水化物の摂取を少なめにできた/家族に「おはよう!」と、にこやかにそして元気に挨拶した/届いていた心理学の本を20ページ読んだ/将来について15分くらいイメージする時間を作った/大事な会議でのプレゼンもうまくできた。取引先と仕事の打ち合わせで、少し変更はあったけどOKがもらえた /電車で、席を譲ることができた」など、その一日でのできたことを振り返ってください。

そして最後に、「今日一日、いろいろなことを成し遂げたね、あなたは本当によく頑張った!私はあなたを本当に誇りに思っているよ。」と結びの言葉を必ず言いましょう。 

最初はちょっと、ここまで言うのは気恥ずかしく思うかもしれませんが、2~3週間続けると慣れてきます。6週間ほど実行すると、捉え方が変わってくると思いますよ。そして、ご自分のこともポジティブに考えられるようになります。

他人のことを褒めることはできても、自分自身のことはなかなか良く言えないものです。しかし、自分のことを高く評価することも学ばなくてはいけませんね。

さあ、充実した日々を、就寝前のひと時に味わいましょう!

このように、セルフエスティームはコツコツと積み上げながら高めていくのです。

明日はどんなことが始まるでしょうか、楽しみに。

とにかく、やってみよう!!!!です。