セルフエスティーム(自己肯定感)を高めるための新習慣⑭

こんにちは、日本セルフエスティーム実践協会(JSELジェイセル)の小西です。
セルフエスティーム(自己肯定感)を高めるためのエクササイズをお届けします。

あなたの心のフィルターが、自粛で疲れてしまったかもしれません。


マスクの着用は個人の選択を尊重されるようになり、GW明けにはまた、次の段階に移る様子の昨今、これまで続いた「行動の自由が制限されている」というこの感覚が、知らないうちに身も心も疲弊させてきたのでしょう。思いのほか長く続いたこのような環境によって、私たちは今まで当たり前と思っていた「自由に動けること」の大きさを知ったわけです。
私たちはとかく、目についたことから行動を起こしがちです。それも気になることから手を付けていきます。じっくりやらなければいけないことも、今すぐやれることを優先してしまい、真剣に向き合うことを避けてしまう傾向にあります。コロナの前にやっておけばよかった~と後悔して、「あ~」とため息をつき、自らセルフエスティームを下げているのです。 
そして、SNSから新しい情報はたくさん流れてきますし、気になる情報も次から次に飛びこんできます。不確実な今、情報の変化についていかなければ生き抜けない、何とかキャッチアップしなければと焦る一方で、けっきょく今は動けないというジレンマにイラついてきました。「今までできたことができない」ということに意識がいき、脳がそればかり考えてしまいます。先が予測できないことが、私たちを疲れさせているのです。気づかないうちにものの捉え方が、ネガティブ思考になってしまいます。

心のフィルターをリフレッシュさせるふたつの方法

☆自分の大切にしたいことを明確にする
人生の過ごし方は、人それぞれです。時間の使い方も、その人の価値観によって違いますね。ゆったりと過ごしている人もいれば、セカセカと過ごしている人もいます。あるいは、手に負えないほど、やることを増やして時間がいくらあっても足りないと言っている人もいます。どんなことがあっても、焦らず慌てない自分になるには、自分の大切にしたいことを明確にしておくと、心のフィルターも丈夫になります。
人生の目的とは、自分が生涯において大切にしていきたいことをいくつか考えだすことです。これは自分のためだけでなく、家族に対して、周りの人に対して、かかわる人たちに対して、社会に対してなされる大きなものです。

☆自分の時間を生みだすために「やらないことを決める」
日々時間に追われている私たちは、「やらないことを決めておく」と自分のための自由時間が生みだすことができます。
私自身で決めてきたことは、無駄な時間を減らすことと、自分の価値観に合わない行動をなるべく減らすことが含まれます。少しご紹介します。「偏見をもたない。」「曖昧な言葉を使わない。」「否定語を使わない。」「群れない。」「人と競争しない。」「会議に時間をかけない。」「情報だけで人を判断しない。」「自分に枠をはめない。」「太らない。」「無駄な買い物はしない。」「メールに時間をかけない。」「寝不足しない。」「頑張りすぎない。」「仕事を詰めこまない。」などなど、行動レベルで作ります。
このように、やらないことを考えていくと、何を大切にしたいかが、分かるようになってきます。どのように時間を使いたいのかも自ずと分かってきます。

自分の大切にしたいことが明確だと


自分が大切にしたいことが明確だと、1.自分の人生を築いていくスピードの違いを実感できる。2.自分の大切にしていることを自分が行動に起こしていると実感できる。 3.達成感、満足感、ポジティブに物事を捉えるようになる。当然、セルフエスティームを高く保つことができます。大切なことに時間を使えるように人生の目的を定めておくことのメリットは大きいですね。
私たちは、周りを気にしすぎて時間を人生時間を無駄に使っているかもしれません。人それぞれ、自分の大切なことを大事にして、互いを尊重して人生時間を生きていけばよいと思います。自分で決めて行動してゆくことで、セルフエスティームは豊かになり、争いもない穏やかな世界を生みだしていけるのではないでしょうか。
人生時間には限りがあります。自分にとって大切なことに時間を使えるようにしたいですね。