ミドルシニア社員のやる気に問題を抱えていませんか?
日本セルフエスティーム実践協会の小西ひとみです。
ミドルシニア社員(35~54歳)にやる気がなく、どうも社内の雰囲気が良くない。
もっと活気あふれる職場にするにはどうしたらよいだろうか?
会社としては雇用継続者を抱え、かつ、若手には人材確保のために給与や役職をあげています。 そのような環境では、ミドルシニアは、そこそこ給与がもらえる範囲で働けばいいと考えてしまい、やる気がでないのも当然かもしれません。
といった、お悩みは、ありませんか?
そこで今日は、もっと会社を発展させたい経営者の方にむけて、どうしたらミドルシニア社員にやる気を取り戻すことができるか?について、4つのステップをご紹介します。
ミドルシニア社員の状況
確かに、ミドルシニア社員(35~54歳)は、バブル崩壊、リーマンショックなどの大きな社会変化による超就職氷河期を経験しています。さらに、2013年高年齢者雇用安定法が施行され、働く期間が延長されてしまい、人生目標が定まりにくい状況にあるといえます。
実際に、労働力調査平成30年(2018年)で、平成30年と平成20年の10年間の労働力を比較すると、25~34歳では200万人減り、35~44歳がほぼ横ばい、45~54歳では約240万人増加、55歳~では約200万人増加となっています。 35歳~のミドルシニアは、これから会社の20年を担う大切な人材です。彼らの力はとても重要な存在ということになります。
これから会社にとって一番の担い手は、35歳~のミドルシニアです。 彼らのやる気を今、取り戻さなくては、今後の成長はありません。
やる気を起こすための解決方法は、4つのステップです。 それぞれのステップで大事なことは、“語りあうプロセスでやる気を起こす”のです。
やる気を起こす4つのステップ
まず、1stステップで、彼らに考えてもらうことは、人生100年として、約20歳から65歳は仕事をしています。大雑把にいえば、“人生の約50%は仕事をしている”ということです。ですから、人生をもっと自分らしく生きるためには、仕事の充実が不可欠ということを しっかり認識してもらいます。
2ndステップは、“自分の認知を理解する”です。 ミドルシニアは、超就職氷河期を生き抜いてきた人材です。 誰も経験したことのない、厳しい環境を経験して、自分の感覚を信じて、仕事をしてきた人です。いままで生きてきた経験を振り返り語ることで 自己効力感、そしてセルフエスティームが高まり、自分の強みとして認識することができます。つまり自信が生まれます。
3rdステップは、“自分の人生キャリアを自分で考える”です。 人生100年時代を生きて、自分のものの捉え方、思考の仕方など認知心理学を応用して理解し、自分の人生の後半を どう生きたいのかを考えて、プランニングします。仲間と過去を振り返ることで、共感が生まれます。将来のキャリアプランを共有することで、互いの未来を応援する気持ちになります。職場の人間関係が豊かになります。帰属意識も高まっていきます。
4thステップは、“自分で考えた将来キャリアを 実現に向けて行動する”です。 研修講師は、キャリアカウンセラーとして、ひとり一人と対話しながら進めていきます。行動することをプランしてその最初の進捗をサポートします。将来目標が生まれることで、前向きな思考になり、仕事に対するモチベーションも高まります。
つまり、この4つのステップを順に踏んでいくには、継続した学習環境が必要ですね。
私たち、セルフエスティーム実践協会では、「もっと自信を持ち自分の可能性を信じる人材育成」を軸にした研修を実施しています。
受講される一人ひとりと真剣に向きあい、その人らしい強みを引き出すことです。対話することで、気づきが生まれ、やる気に火をつけていきます。
いままでも、さまざまな研修を取り入れていらっしゃると思いますが、今の時代にあったやり方を提供できるのが、私たちの強みです。
その人の可能性を信じて、ポジティブに物事に取り組む、やる気あるミドルシニア排出にむけて、厳しくそして楽しい研修が必要です。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。